2022.7.8

新郎新婦の門出に良いスピーチで締めくくりたい!新郎父の挨拶とは

結婚式のマナー
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新郎父の挨拶における注意点

【忌み言葉を避ける】

結婚式で避けたほうが良い忌み言葉は、新郎父の挨拶でも使用しないほうが良いでしょう。「切る」「冷める」「壊れる」などの言葉は離婚を連想させますから、使用しないでください。
また、「ますます」「いろいろ」「たびたび」という繰り返す言葉も、再婚を想像させてしまいますので使わないほうが良いでしょう。

前者の離婚を想像させる言葉は注意ができても、繰り返す言葉は良い意味でも使われることが多いものです。例えば「ますますお元気で」とか「いろいろなことがあって」などは、良い話の時でも普通に使うことができます。
そのため、新郎父の挨拶の際でもつい使ってしまいがちなので、注意してください。

ただし、披露宴のクライマックスなので、ゲストのみなさんもリラックスしているころですから、繰り返す言葉をうっかり使用したとしても、それほど悪い意味で受け取らない可能性が高いです。ガチガチで話すよりも、より自分の言葉でフランクに話したほうがゲストのみなさんに気持ちが伝わりやすくなりますから、気にしすぎるのも避けてください。

【新郎父は感情的にならないように】

結婚式は新郎新婦だけでなく、両家のご両親にとっても思いが込み上げてくるものです。そのため、新郎父の挨拶の際に、感極まって泣いてしまう方もいらっしゃいます。
もちろん、お父様が泣いていらっしゃるのは大変素敵なのですが、ゲストの方々への謝辞がうまく伝わらなければ意味がありませんので、ここは気持ちをぐっと抑えて、込み上げてくる涙を抑えながら、ゆっくりしっかり挨拶をしてください。

著者の披露宴の際には、両家の両親からの挨拶はなかったような気がします。単に覚えてないだけなのかもしれませんが、自分の結婚式の時だけでなく、友人や親族の結婚式の時でも、新郎新婦のご両親の挨拶というものはあまり記憶にないです。

唯一記憶に残っているのは『男はつらいよ』の第1作目で、寅さんの妹さくらと博の結婚式に列席した、博の父親のスピーチです。名優・志村喬さんが演じているのですが、8年間も疎遠になっていた息子の結婚式に参加する資格がないと言って、志村喬が泣きながらスピーチをします。
その姿を見て、最初は博の父に反抗的だった寅さんが、父の手を握って「お父さん、ありがとう!」と感動し、泣き始めるというシーンがあり、とても印象的だったのを覚えています。

ここまで泣くのもちょっとドラマチックでして、そこが映画の魅力なのですが、親子の関係をさらっと語って、それに対して自分がすまないと思って涙をする新郎父に対して、列席者みんなが拍手で讃えるのが素敵だなと思いました。ここまで印象的な新郎父の挨拶はそうそうないと思いますが、これくらい素直で謙虚なスピーチであれば、どんな列席者も思わず泣いてしまうかもしれません。

もし『男はつらいよ』の第1作を見ていらっしゃらない場合は、ぜひご覧ください。新郎父の挨拶だけでなく、当時のアットホームな披露宴の様子も見ることができて、大変勉強になります。

【新郎をけなさないように!】

日本の親にありがちなのですが、つい自分の息子をけなしてしまうのも、おめでたい席なので止めておきましょう。自分の息子を卑下するのは日本のお父さんにありがちな行動であり、それは場合によっては美徳でもあるのですが、ハッピーなムードが壊れてしまう危険性がありますので避けましょう。

逆に、自分の息子を褒めちぎるのも止めたほうが無難です。披露宴の主役である新郎を褒めちぎりたい気持ちはわかりますが、そこをグッと堪えて、客観的なスピーチになるように心がけてください。

新郎の父ということで、新郎の話ばかりになりそうなところですが、新婦に関しても何かコメントを入れましょう。
「新婦の○○さんのおかげで、今日という日を迎えることができました。本当にありがとう。」という感じの感謝の言葉で良いでしょう。

【スピーチの練習をしておこう】

新郎父の挨拶では、原稿を持って読んでも失礼にあたりません。しかし、普段人前で話す機会があまりない人であれば、大勢の人の前でスピーチをするとなると、途端に緊張するものです。原稿があるから大丈夫だと思わずに、披露宴当日までに何度か練習をしておきましょう。

新郎父の挨拶は披露宴の最後のほうで行われますから、ゲストもしだいに疲れてきています。挨拶は2~3分程度で終わるようにしておくことが大切です。当日は朝から緊張してうまく話せないことがありますから、それを回避するためにもスピーチの練習は必要なのです。

挨拶をする時は、ゆっくり、そしてはっきり話すようにしましょう。マイクを使うと思いますが、それでも一番後ろの席にいらっしゃる人が聞こえるように、クリアに話すことが大切です。挨拶の間は、できるだけゲストとアイコンタクトをするように心がけてください。
どんなに緊張していても、原稿をひたすら読み上げたり、どこか一点を見つめたりして話すのではなく、ゲスト一人一人の目を見ながら、頭の向きを変えながら話すようにすると、好印象です。

原稿を読み上げる場合は、ときどき原稿から頭を上げて、アドリブなどを入れながら話すと、これまた好印象を持たれるのでおすすめです。

【新郎新婦のスピーチとかぶらないように!】

披露宴のクライマックスでは、新郎父の挨拶だけでなく、新郎新婦の挨拶も行われることがほとんどです。新郎新婦のスピーチと内容がかぶらないように、配慮することも忘れないでください。新郎新婦のスピーチのほうが新郎父の挨拶よりも後のことが多いです。

新郎父の挨拶が終始「ありがとう」だけであったら、新郎新婦の挨拶でももちろん感謝の言葉を述べるでしょうから、完全にかぶってしまい、新郎新婦がスピーチしにくくなります。新郎父の挨拶のメインが「ありがとう」という感謝の気持ちであっても、新郎のエピソードを添えるなど内容を工夫して、新郎新婦のスピーチの邪魔にならないようにしてください。

【心のこもった締めの言葉を】

忌み言葉を避けて、内容も考えて、アイコンタクトもして、完璧な挨拶ができたとしても、最後の締めを忘れてしまってはいけません。「これからも新郎新婦の二人を温かい目で見守ってください」などのように、ゲストの皆様に支援をお願いするような言葉で終わると良いでしょう。

もし、披露宴の最中などに不手際があった場合は、この時にお詫びをしておくと良いでしょう。

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新郎父挨拶の一例

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