結婚式,六曜

2017.6.13

結婚式の日取り決め|六曜って気にする?それぞれのメリットとデメリット

結婚式・基礎知識
farny
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結婚式の日取りを決めるとき、必ずといっていいほど耳にするのが六曜。なんとなく周りの人の意見を聞いても、六曜を考慮したほうがいいのか?と思いがち。ですがこの六曜は完全な迷信です。でも私達の文化に深く根付いていることは確か。六曜はどこまで気にするべき?お日柄それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

キリスト教式なら六曜は無関係?

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ひとつ思い浮かぶのは、六曜と宗教の関係。もしあなたが、教会でのキリスト教式や専門会場でのチャペル挙式を考えているのならば、六曜は無関係だと思う人も多いはず。でも、なんとなく気にしたほうがいいような気もしますよね。

実際のところどうなのか?と言いますと、じつは六曜は宗教とはなんら関係がありません。キリスト教についてはもちろん、仏教との関連性もないのです。六曜はもともとは中国で生まれた暦注(れきちゅう)です。それが足利時代(室町時代~鎌倉時代)にかけて日本に伝播し、言葉や漢字が変遷し今現在使われている形となりました。

一般に普及し始めたのは江戸時代末期。その後、明治時代に入ると、明治政府は六曜は迷信だとして使用を禁じましたが、民間において広く知れ渡っていた六曜を完全には廃止することはできず、第二次世界大戦終戦後一気に広まったといわれています。

六曜は根拠や提唱者があやふやなままなのです。市井の人の中で日々の吉凶を占うものとして伝播し、現在の私達の慣習として定着したものです。そのため、宗教の観点からいえば六曜を気にする必要はありません。

結婚式の日取りで、六曜はどれくらい気にするべきか

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宗教の視点で見れば、六曜を気にする必要はない。そうは言うものの、六曜が結婚式の日取りを決定する上で深く関わっています。六曜をどこまで気にし、取り入れるべきなのかについてご紹介します。

六曜を気にするのは主催者

まず考えるべきは、主催者の気持ちや考え方です。結婚式を開くのは、これから結婚するふたり。またはご両家の両親が主催者として名を連ねることもあるでしょう。主催者であるふたりやまたはご両親が、六曜についてどんな考え方を持っているのかをぜひ共有してください。

結婚式を開いた主催者が、気持ちよく当日を迎えられなければその後ずっと心残りになるはずです。六曜は占いのようなもの。ですが、少しでも信じる心があれば「この日に行うことはすべてうまくいかない」といわれてしまうと、結婚式を挙げたあとも事あるごとにこの言葉を思い出し、自分で理由付けをしてしまうことだってあります。「仏滅に結婚式を挙げたから、今こんなことになっている」と因果関係をつけてしまうかもしれません。

主催者の気持ちが一番大事です。結婚式を挙げたあとに自分たちがどんな未来を歩むのかを想像しながら日取りを決めたいものです。

ゲスト目線で考える

一昔前であれば、六曜は多くのカレンダーに記載されており、結婚式以外にも行事の日取りを決めるときに使われていたので、馴染みのある人が多いはず。ですが、現代においてはスマートフォンが普及し、自分のスケジュールをスマホで管理する人も少なくありません。六曜が記載されているカレンダーは昔ほど多くはないのが現状です。一昔前に比べれば、六曜を把握しているゲストはそんなに多くはないでしょう。

また「ふたりが納得しているならOK」「結婚式に出席したときに六曜を気にしたことがない」「自分は避けるけど、人の結婚式は気にしない」といったように、現在は六曜について気にしない人がほとんどです。昔ほど過度に気にする必要はなさそうです。

一方で一回り上の世代になると「仏滅に結婚式を挙げるなんて信じられない」「え、仏滅に結婚式挙げるの?」などとチクリと言われることもあるようです。世代や人によって六曜に対する考え方が異なる以上、仏滅に結婚式を挙げるとなると、誰かから何か気持ちを乱されるようなことを言われる可能性はあります。そのことも踏まえたうえで、「どうしてもこの日に結婚式を挙げたいんです」という理由をふたりで持ちたいところ。

六曜にこだわりすぎるとデメリットも

多くの人は「土日祝の大安で」というように、ゲストが参加しやすい日取りを検討します。まずはゲストありきです。ですが時期によっては大安と土日祝日がかぶる日がほとんどなかったり、先約で埋まっていたりします。どうしても大安に式を挙げたいからといって、ゲストが参加しにくいような日取りを予約するのはあまり良いとはいえません。まずはふたりの結婚式をお祝いしてくれるゲストやご親戚、会社関係の人の都合を基準に考えましょう。

六曜を気にしない場合のメリット

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予算で割引や特典が受けられる

六曜を気にしない場合は、メリットもあります。まだまだ大安が人気なので、土日祝日でも仏滅や赤口にかぶってしまうと、予約は入りにくくなります。そのため、各式場は仏滅プランなどを用意して予約を促しています。仏滅に結婚式を挙げることでエンドロールが無料になるなどの特典が受けられたり、割引を受けられたりします。また大安ではないからということで割引になることもあるようです。当人同士が気にしないのであれば費用の面でかなりのメリットがあります。

予約がとりやすく、ほかの結婚式とかぶりにくい

人気の式場ですと、大安と土日祝日がかぶる日取りでは数ヶ月~1年以上前から予約が埋まっていることもあります。ですが、仏滅だと予約がとりやすくなります。結婚式を挙げたい式場があるのであれば、あえて仏滅に予約するというのも1つの手。

また、ほかの友人・知人の結婚式と日程がかぶりにくいというのもメリットです。土日祝日で大安という日取りだと、どうしても日程が限られてくるため、春や秋などのシーズンではほかの結婚式と日取りがかぶってしまうことがあります。どうしても参加して欲しいゲストに来てもらうために、人気のシーズンや日取りを避けるというカップルもいるようです。

それぞれの六曜結婚式のメリットデメリット

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大安(たいあん)は最高の日取り!デメリットも

六曜の中で、何をやってもうまくいく最高の日取りとされる大安。結婚式を挙げるには最高の日取りです。スピーチでよくある「本日はお日柄もよく・・・・・・」という定番の挨拶を使えるのも嬉しいですよね。縁起よく結婚式を挙げたい人はおすすめの日取りです。

一方でデメリットは予算面とスケジュール。大安と土日祝日がかぶる日はとても人気が高いため、割引特典が受けられることはほとんどありません。また、スケジュールについても予約がとりづらく、ほかの結婚式とかぶる可能性も高いです。ほかの友人・知人と結婚式がかぶることもあるので、どうしても来て欲しいゲストがいるときはあえて大安を避けることもあります。

友引(ともびき)は大安の次に人気の日取り

友引は「友を引く」という意味をもち、結婚式の日取りとして大安の次に人気です。幸せのおすそわけという意味を込めて、引出物を発送する日として選ぶ人も多いようです。友引は大安の次に縁起のいい日とされているので、六曜を気にする親族やご両親がまわりにいたとしても、まず反対されることはないでしょう。

デメリットとしては昼ごろの挙式がおすすめできないこと。友引の昼は縁起が悪いとされているため、結婚式を挙げるならお昼ごろは避け、午後からのスタートにするのが一般的です。スケジュールの都合上、昼挙式がいいという人にとっては友引のメリットはあまりないといえます。

先勝(せんしょう・さきがち)は午前中の式が吉

先勝は「先んずれば勝ち」という意味があり、午前中が吉、午後2時~6時の縁起があまりよくないとされています。六曜にこだわりがある人でも、先勝の午前中の式ということであれば、納得してくれるはず。また午前中の式であれば午後にさしかかったとしても問題ないといわれています。

デメリットとしては先勝の日の午後挙式であれば反対される可能性があるということ。午後挙式のほうが都合がいいようであれば、先勝の挙式は控えたほうがよさそうです。

先負(せんぷ・さきまけ)は午後挙式が吉

先負は、先勝の反対、つまり「何事も急ぐことなかれ」という意味です。言葉の通り、午前は運が悪く、午後は吉であるといわれています。結婚式を挙げるのであれば、午後挙式を選びましょう。先勝に比べるとゆったりとスケジューリングを組めるので、じつは六曜のなかでもおすすめのお日柄です。結婚式として選んだ日程が先負であってもそこまで気にする必要はないでしょう。

デメリットとしては午前中を避けること。また、急いだりばたばたとせわしなくしたりするとあまりよくないとされているので、午前中にぱぱっと式を挙げたいという人には不向きです。

赤口(しゃっこう)は避けられやすいお日柄

縁起の良い順に並べると、5番目にくるのが赤口です。つまり仏滅の次に縁起が悪いとされる日です。そのため、赤口を結婚式の日に選ぶ人は少ないのが一般的。ただ、お昼の時間帯(11時~13時ごろ)は吉とされています。結婚式を行うならこの時間帯がおすすめ。また選ぶ人が少ないため割引を行っている式場もあります。仏滅は認知度が高いのに比べて、赤口はあまり知られていません。六曜に詳しくない世代であれば気にする人は少ないはずです。

デメリットとしては、六曜を気にする人がいれば反対される可能性があるということ。あるいは反対まではされないにしろ、微妙な反応をされる可能性はあります。

仏滅(ぶつめつ)はもっとも特典や割引を受けやすい

仏滅は六曜のなかでももっとも凶日とされており、結婚式の日取りとしては避けられることが多い日です。ですが、そのために予約がとりやすかったり、特典や割引を受けやすいというメリットがあります。式場によっては大幅な割引や特典を受けられるので予算面でかなりのメリットがあります。

デメリットは、やはりイメージの悪さです。六曜について詳しくない人でも仏滅がなんとなくよくない日であることは知っていますし、六曜を気にかける親族などからは怪訝な表情をされる可能性があります。まだまだ「結婚式は大安、仏滅に行うなんてもってのほか」という文化が根付いていることは確か。そうした反応があるだろうことも想定したうえで、日取りを決めましょう。

少人数なら平日婚も選択肢のひとつ

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どうしても大安にこだわりたい人は、平日婚も選択肢のひとつです。最近では少人数婚も人気ですし、自分たちふたりと親族を何人か交えた結婚式ということであれば、全員の日程も合わせやすいため、必ずしも土日祝日にこだわらなくてもよくなります。

土日祝と大安がかぶる日となると、どの式場も人気で予約が埋まっていますし、希望の挙式時期までに時間がなく、土日祝日の中で気に入る六曜がないのであれば平日を選ぶことも少なくありません。平日婚なら割引や特典を受けられる可能性もありますし、メリットは充分にあるといえそうです。ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてください。

結婚式よりも入籍日の六曜を重視する人も多い

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結婚式の日取りは、ふたりだけの意見で決めるには難しいところがあります。両親や親族の意見もとりいれつつ、周囲の人が全員納得した形で円満に式を挙げるのが理想。今後も長い付き合いになる人たちなので、誰かが納得していない状態で式を挙げるべきではないのかもしれません。

結婚式の日取りはほかの人の意見もくみ上げつつ決める必要がありますが、入籍日なら周りの人のスケジュールを考慮することなくふたりだけで決められます。結婚式はスケジュールの都合上、大安にすることはできなくても、入籍日なら大安に提出することも可能です。周囲の人へ説明するときも、このように伝えれば理解してくれるはず。

六曜の捉え方はふたり次第

六曜はもともと中国から伝播した占いのようなものです。そこにはなんの根拠もありませんし、単なる言い伝え、迷信であるといえます。ですが、これだけ私達の生活に定着してしまうと、仏滅に結婚式をあげることを周囲からとやかく言われたり、そのせいで結婚式前に思わぬ不安におそわれたり、ということがあり得ます。

六曜に対する考え方、捉え方はふたりの自由ですし、ほかの人にとっても同じこと。大安に式を挙げることにも、仏滅に式を挙げることにも、それぞれメリットがあります。もし反対意見がでたときに、「自分たちはこういう理由でこの日に結婚式を挙げたいんです」という説明を堂々とできるようにしておけば、きっと周囲の人も理解してくれるはずです。大事なのは式の主催者の気持ち。その後悔いが残らないような日柄を選びましょう。