2022.7.7

結婚食事会の基礎知識|費用や流れ・マナーとは*完全マニュアルまとめ

結納・顔合わせ基礎知識
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目次
  1. 食事会とは?
  2. 顔合わせの場所
  3. 食事会の座り方
  4. 食事会の費用
  5. 食事会の服装
  6. 手土産を選ぶポイント
  7. 食事会の準備
  8. 当日の流れ
  9. 食事会で両家の親睦を深めよう

婚約を確かなものとするため、結婚前に両家を招いて行われる「食事会」。夫婦となるふたりの家族を紹介する大切な場でもあります。進行やしきたりが決まっている「結納」に対して、ルールのない食事会は、どのように行えばいいの?費用の予算は?そもそも食事会は必要?など様々な疑問を抱くことと思います。そこで食事会に関する様々な疑問を解消するべく、婚約の許可をもらう両親への挨拶が済んで次のステップへと進むふたりに読んでほしい「食事会」についての基本知識をご紹介します。食事会を既に予定している方や、行うか迷っている方も必見です。

食事会とは?

食事会とは、婚約が決まったふたりが家族をそれぞれ紹介する場として設けるものです。進行が決まっている「結納」とは異なり、ルールやしきたりがないというのが大きな特徴といえます。多くのカップルが行っている、食事会の目的やスタイルをご紹介!

食事会はお互いの家族を紹介し、両家の親睦を深める場

結納を行う場合もそうでない場合も、「食事会」は多くのカップルが行っている行事です。食事会の一番の目的は、「家族の紹介」や、「両家の親睦を深める」こと。結納を行う場合でも、その前に食事会を設けることで、両家の雰囲気が良くなるため、あえて食事会をセッティングするというカップルが多いようです。食事会の後に行う結納は、雰囲気も和やかになるといいます。結納は進行がいろいろと決まっているため、あえて別日にのんびり食事をする時間を設けることは両家にとっても、ありがたい計らいですよね。

そもそも「結納」とは、“婚約の証として品物を贈り合うこと、そのやり取りのこと”をいいます。日本の伝統的なしきたりのひとつですので、結納にこだわりを持つご両親も多いでしょう。一方、結納の進行や贈る品物にはきまり事があるため、準備が大変というイメージを持つ方も多く、結納を省略して食事会のみ行うという方も多いです。しかし結納をすることで“婚約を公にする”ことになるため、婚約したふたりも、より夫婦となる実感が湧いてきます。結納に関しては両家のご両親の意向などを踏まえて、執り行うかを決めるといいでしょう。

近年では結納を省き、食事会のみ行うケースが多い

中には、結納を行わずに食事会にて顔合わせや婚約指輪のお披露目などをまとめて行うというケースも多いですよ。結納は堅苦しくて…という両親の意向などを踏まえ、食事会というリラックスした時間を設けるのもひとつのスタイル。和やかに食事をしながら会話を楽しむだけの食事会もあれば、結納のように記念品の交換をイベントとして盛り込むケースもあります。結納を行いたいけれど、堅苦しいのはちょっと.、という意向をうまく汲み取ったスタイルですよね。このように、食事会のスタイルは人それぞれ異なりますが、婚約を決めたふたりにとって、両家を招いた「食事会」は、結婚前に欠かせないイベントということがわかります!両家ともに楽しい時間となるよう。食事会のスタイルは、双方でよく話し合って取り決めるといいでしょう。

顔合わせの場所

顔合わせ会場は、レストランや料亭で行う場合もあれば、どちらかの自宅でという場合もあります。食事会や顔合わせの会場は両家の意向を踏まえ、最終的には主役のふたりが取り決めるといいでしょう。具体的な会場の選択肢をご紹介します。

料亭、レストラン、ホテル、女性側の家、結婚式場など

【料亭】

料亭は結納会場としても多く利用されています。料亭とは、高級な日本料理を提供してくれるお店のこと。その敷居の高さや品の良さは、結婚前の両家の顔合わせ・食事会にふさわしい会場といえます。日本料理を堪能できるところも嬉しいですよね。日本人のご両親であれば、“日本食は嫌だ”と拒まれる方は稀ではないでしょうか。ほとんどハズレのない会場選択といえます。また、国際結婚で相手の両親を外国から招くという場合にも、日本を紹介するうえでおすすめの会場です。また、料亭を食事会の会場とすることで、程良くかしこまった雰囲気を演出できます。和やかな雰囲気の中にも、“締まり”を加えたいというおふたりにおすすめですよ。

【レストラン】

レストランとは西洋料理店のことを指します。実際には、西洋料理に限らず、「和食レストラン」や「中華レストラン」など、食事のジャンルは多いです。中でも顔合わせや食事会には、主にフレンチやイタリアンが選ばれています。和の雰囲気が漂う料亭に比べラグジュアリーな印象があり、とても華やかな食事会になることと思います。レストランを会場に選ぶことで、ドレスやスーツなど、会場の雰囲気に合わせて当日の服装もイメージしやすいのではないでしょうか。せっかくの機会なので、三ツ星レストランなど、特別感のあるお店選んでみてくださいね。

【ホテル】

スキルの高いサービスを受けられるホテルのレストランを会場にしたり、旅行を兼ねて、宿泊するホテルで食事会を楽しんだりする方もいます。ホテルは家族が遠方に住んでいる場合などにもおすすめです。ちょうど両家の中間地点のホテルを食事会・顔合わせの会場とすることで、遠方から足を運んでくれる両家の負担を減らすこともできます。そのまま宿泊の部屋まで向かえるという点も嬉しいですよね。

【女性側の家】

どちらか一方の自宅で食事会を行うケースもありますが、女性側の家に男性側が訪れるケースが一般的です。昔から結納は男性側が女性側の家に訪問するという形式が一般的だったため、その名残ともいえます。こうした形式や伝統にこだわらないのであれば、両家で話合い、どちらに訪問するかを決めるといいでしょう。自宅で食事会や顔合わせを行うメリットは、時間を気にせず食事を楽しめること。また、会場となる側の人がどんな環境で育てられ、生活してきたのかを知ることができます。生活の様子を曝け出すことになるため、食事会の会場としてはなかなかハードルやリスクの高い選択になりますが、家族や家のことをよく知ってもらえるいい機会になることでしょう。ちなみに、自宅が会場となる場合は、どちらも手土産を用意しておくことが礼儀です。顔合わせや食事会の手土産は必須ではありませんが、出迎えてくれたことへのお礼や、足を運んでくれたことへのお礼として、双方に何か贈り合うと気持ちよく食事会を行うことができるでしょう。

食事会の座り方

食事会の会場がどこであれ気をつけたいのが、座席の座り方です。もし食事会の会場が下見できれば、席順の確認もしておくといいでしょう。相手のご両親を間違った席にエスコートするといった失礼のないように、食事会の席順マナーをご紹介しますね。

入り口から一番遠い上座に男性側の父親、一番近い下座に女性本人

入り口から一番遠い席を「上座」といいます。逆に入り口から一番近い席は「下座」です。上座には男性側の父親が着席し、下座には主役である女性本人が着席します。円卓や四角卓など、会場によってテーブルの形も異なりますので、できれば席がどんな形なのかリサーチできると望ましいです。ちなみに円卓の場合は、基本と同じく入り口から一番遠い上座に男性側の父親、その隣に女性側の父親が座ります。よくある四角卓では、父親同士が向き合うように座りますが、円卓では過角がないため、自然と隣り合わせになります。それぞれの父親の隣に母親が座り、親族が他にも同席する場合は、その中でも年長者から順に母親の隣に腰掛けるようにしましょう。四角卓の場合も同様です。入り口に近い下座に主役のふたりがくるようにエスコートしてくださいね。入り口に近いことで、ドリンクや食事の注文時にも、自然とふたりのリードで事が進んでいきます。

またこれはあくまでも一般的なマナーです。もしも当日、男性側の父親が女性側の父親に上座を譲ってきたとすれば、ここは断らずに謙虚に受け入れてOK。女性側の父親の方が年配の場合に起こりうるケースです。主役のおふたりはまず、失礼のないようマナー通りにエスコートしますが、食事会に参加されるご両親もそれぞれ構え方が異なるため、後のやり取りはご両親に任せてもいいでしょう。互いが気持ちよく食事ができる形が一番です。また、互いに気を遣い合い、上座を譲り合うということもあるかと思います。そうしたときは、主役のおふたりがうまくリードしてあげてくださいね。

食事会の費用

食事会・顔合わせにかかる費用は、一般的に「結納の半額程度」といわれています。食事がメインになるため、選ぶ会場にもよっても金額が異なりますよね。また、家族が遠方から訪れる場合は、交通費や宿泊費などもプラスで考えます。さらには、婚約記念品なども用意するようであれば、その点も踏まえて予算を立てるようになるでしょう。

平均6万3千円

家族の参加人数や食事会会場により異なりますが、平均は「6万3千円」とのこと。食事代や飲み物代を含めてこれくらいはみておくといいでしょう。食事代の目安はだいたい「一人につき1万円」です。また、婚約記念品とされる婚約指輪は男性側から贈られることが一般的で、「相場は35万円程」。これに対して女子側からのお返しが「婚約指輪の半額程」になります。ここでは、60万円程になります。

ちなみに結納の場合は、会場で用意されているような結納パックの平均費用が約14万円。別途、結納品が約17万円、結納金が94万円、結納返しは40万円。総額170万円以上かかることになります。これを思うと、「結納」という伝統行事の奥深さを知ると共に、厳格なイメージがなお強くなり、日本が誇るきちんとした意味を持ったしきたりであることを痛感しますね。それに比べると食事会はかなりリーズナブルといえます。

とはいえ、こちらはあくまでも目安になりますので、結納の場合も、もっと価格が抑えられる場合もあれば、高額になる場合もあります。ぜひこちらの相場は目安として参考にしてみてくださいね。

一般的な費用分担

食事会・顔合わせの費用は主役のふたりが支払うことが多いようです。また、食事代はあらかじめふたりで折半という形にしていても、顔合わせ当日のお支払いでは、男性側がまとめて支払いをし、女性側が男性側の顔を立てるというケースもあります。支払い方法や演出に関しては、あらかじめふたりで相談しておくといいでしょう。両家が気持ちよく食事会を終えられるようなおもてなしを考えてみてくださいね。

男性側から結納金を頂く場合、食事会費用は女性側が支払う

食事会に結納金を用意した演出を取り入れる方もいます。そうした場合、結納金を頂く女性側が会場費用を支払うというのが一般的に多く採用されているマナーです。結納にまつわるお金のやり取りは、家柄や地域によっても両親の認識が異なります。一概にこれが正解とは言えないのですが、一般的といわれているマナーとは、一方に負担が偏らないようにすることではないでしょうか。

結婚式費用は男性側が負担し、結納費用は女性側が負担するというように、大きく支払いを分担するカップルもいれば、結納金は男性側、食事代は女性側など、細かく分担するカップルもいます。支払い分担に関しては、主役であるおふたりと、両家の意見をまとめて決めるようにしましょう。中には、結納金や食事会の費用は両親が折半した、男性側が全て負担したなどのケースもあります。

近年、結納を行うカップルが減っている中でも結納を行っているふたりの傾向として、双方の両親を“招待”しているケースがほとんどです。そうした際にはもちろん主役のふたりが費用を負担することになることと思いますし、それがマナーともいえます。このように招待するケースであれば、ふたりの意見を尊重し、互いに気持ちよく食事会や結納を終えられるようにあらかじめ相談しておくのがおすすめです。当日、支払いをどうするのかと、もめることのないようにだけ気をつけましょう。

食事会の服装

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