顔合せにふさわしい服装マナー

2017.6.25

顔合わせにふさわしい服装マナー|男性・女性・家族の場合

結納・顔合わせ基礎知識
farny
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両家の顔合わせを行う際の服装をご存知ですか?「結納」よりもカジュアルなイメージがある顔合わせですが、パートナーのご両親やご家族もいる場ですので、あまりにもカジュアルな服装はNGです。両親からすれば我が子の婚約者となる相手の心が表れる服装は、こと細かくチェックしてしまうもの。服装ひとつで印象を損ねないためにも、顔合わせにふさわしい服装のマナーを確認しておきましょう。気になる顔合わせの服装マナーを、男女別にご紹介します!

>> 結婚挨拶時の男性の服装マナー|基本はスーツ!「スーツ以外で」と言われたら?

顔合わせの服装マナーって?

顔合わせの服装マナーって?

顔合わせの服装マナーは“よそいき”なきちんと感を出すことが大事!顔合わせの際の服装マナーを守ることは、相手に気持ち良く時間を過ごしてもらうための配慮でもあります。男性ならスーツ、女性ならワンピースやスーツなど。顔合わせは単に食事をするだけではなく、家族の紹介をしたり両家の親睦を深めたりする場です。両家の家族が総出となるわけですので、TシャツGパンではさすがにいけませんよね。

もし、相手の両親が遠方に住んでいて、自分自身も中々会う機会がないとすれば、こうした1回1回の顔合わせがとても大事になってきます。そうでなくても、結婚前は両家で顔を合せる機会が少ないと思うので、いかに良い印象を残して、今後のお付き合いに繋げていくかが重要です。服装は人の印象を大きく左右するものですので、充実した食事会にするためにも、服装で相手の気を散らすことのないようにしましょう。

顔合せの服装のマナー(女性)

顔合せの服装のマナー(女性)

顔合わせに着ていく女性の服装は、露出が少ない清楚なスタイルが理想です。洋装ならワンピースやスーツ、ジャケットスタイルなど。訪問着や色留袖などの和装も素敵ですよ。それぞれが持つ印象やコーディネートのポイントをご紹介します!

【ワンピース】

女性らしく、程よい“きちんと感”が出るため顔合わせにぴったりな服装です。また、ワンピースは結婚式などにも着ていくことができる格式の高い服装。ワンピースといってもデザインは様々ですので、一番は露出の少ないタイプが望ましいです。カラーは爽やかで明るい色味がGOOD。パステルカラーやベージュなど、柔らかい色味は好印象を与えます。スカートは「ひざ丈」もしくは「ひざ下丈」がマスト!

ワンピースがノースリーブのデザインなら、上にカーディガンやジャケットを羽織ることをおすすめします。羽織物は、季節的によって暑い場合もありますので、待ち合わせ時は肩にかけておくだけでもOK。それだけで品がよく見えます。ちなみに顔合わせ会場では、夏でも冷房が効いているかと思いますので、きちんと袖を通して羽織りましょう。

【スーツ】

女性のフォーマルウェアで一番格式が高いのは「ワンピース」であるため、できればワンピースが望ましいですが、程良い“きちんと感”を出せるスーツでもOK。リクルートスーツのようなものはNGです。黒のスーツではなく、できれば明るい女性らしい色味を選びます。スカートがおすすめですが、パンツスタイルでも構いません。清潔感のある服装なら、相手に良い印象を与えてくれるはずです。

ちなみに、結納金や婚約記念品などを用意してきちんとした「結納」を行う際は、スーツよりもワンピースの方がいいでしょう。

【訪問着】

顔合わせに着物はかしこまり過ぎるのでは?と思う方も中にはいるかもしれません。しかし、訪問着は「略礼装」といって、フォーマルウェアの格式の中で、3番目にあたる正装です。【正礼装】【準礼装】【略礼装】の順に格付けされているため、フォーマルウェアの中では最もカジュアルな服装といえます。カジュアルとはいえ、結婚式でいえば親族やゲストが着るものに値しますので、きちんとしている事に違いはありません。顔合わせという場にふさわしい服装といえます。和食料理屋や料亭などで顔合わせを行う際には、シーンにもマッチしていて素敵ですよね。

【色留袖】

黒地以外で上半身は無地、裾のみに模様が入っているものを色留袖といいます。ちなみに訪問着とよく似ていますが、訪問着は上半身にも模様が入っています。黒留袖と同じく慶事に着用される色留袖は、黒以外のものを指し、既婚・未婚問わず女性の正装として親しまれています。昔は既婚女性のみが身につけるものとして知られていましたが、現在では特に縛りはないようです。

色留袖は紋の数によって格式が変わります。五つ紋の色留袖は、婚礼や受賞式など、格式の高いシーンで用いられます。ちなみに色留袖は、五つ紋をつければ略礼装から黒留袖と同様の正礼装まで格式がアップします。三つ紋や一つ紋は訪問やゲストとして呼ばれたパーティー、会食などに適しており、顔合わせにはこの三つ紋や一つ紋がいいかもしれませんね。

【振袖】

顔合わせや結納に振袖を着ていく方も多くいます。振袖は未婚女性の第一礼装で、最も格式の高い服装。未婚のうちにもう一度着ておきたいという方が多いのでしょう。意外と人気のある服装です。ただし、顔合わせには少し格が高すぎるようにも思えます。場の雰囲気が明るくなって良いという意見の親御さんもいれば、顔合わせには固すぎるという意見を持つ方もいます。顔合わせに参加する全ての人が第一礼装で揃えるのであれば特に問題はありませんが、ひとりだけ格式が高いということのないように注意が必要です。とはいえ、振袖は品がありおめでたい席にはふさわしい正装ですので、会場の雰囲気や参加する両家の皆さんに合わせながら検討してみてくださいね。

顔合せの服装のマナー(男性)

顔合わせの服装のマナー(男性)

男性は一般的にスーツが多いようです。中には、女性に合わせて和装で参加するという方もいらっしゃいます。男性は、女性よりも候補が少ないため、服装を決めやすいというメリットがあります。ただ選択肢が少ないとはいえ、細かなポイントが重要となりますので、確認しておきましょう。

【スーツ】

冠婚葬祭の様々なシーンに用いられるブラックスーツや、濃いネイビー、チャコールグレーなどのダークスーツが望ましいとされています。顔合わせのスーツは無地がいいでしょう。色艶の良いスーツは、相手のご家族に良い印象を与えること間違いなし!頑張っておしゃれする必要はありませんので、とにかく清潔感と爽やかさを演出することを心がけます。着崩さずに、ビシっときめてくださいね。

ちなみに、顔合わせの際のネクタイは派手すぎないものを選ぶとGOODです。スーツ着用時はネクタイでその人の印象が大きく左右されますので、落ち着いた色味のネクタイで程よい存在感を発揮するものがいいでしょう。シャツは無地の白がおすすめです。白以外なら薄い色を選びます。

また、顔合わせの際にスーツを着る男性が気をつけたいのが「シワや汚れ」です。スーツにシワが寄っていないか、ワイシャツの襟元は汚れていないかなど、頻繁に着るスーツを着用予定の方こそ、こうしたメンテナンス漏れに注意が必要です。前もってメンテナンス漏れがないかを確認し、スーツの汚れやシワ・ヨレを念入りにチェックしましょう。必要があればクリーニングに出すなどケアを施し、顔合わせ当日に備えます。

【紋付羽織袴】

女性は和装でも男性はスーツで合わせることが一般的で、和装に身を包んで顔合わせに参加する男性は少なくなってきているようです。和の心溢れる「紋付羽織袴」は、男性の和装において最も格式の高い正礼装で、おめでたい席にはぴったりな正装といえます。

紋付羽織袴は、披露宴で新郎が袖を通す衣裳としても、印象が強いのではないでしょうか。もし女性が振袖で参加される場合は、思い切って紋付羽織袴を着てもいいかもしれませんね。このように格式の高い衣裳に身を包む際は、他の方との温度差が激しくならないように、全体で「格」が同等になるよう配慮を忘れずに!近年スーツで参加する男性が多い中、和装での参加は相手方の両親から好感を得られるかもしれません。

顔合わせの服装マナー(両親)

顔合わせの服装マナー(両親)

顔合わせの際は、パートナーの方と同じ格の服装に身を包むことが大事ですが、両親と服装の「格」を合わせる必要があります。ただ、顔合わせにおいては「結婚する主役のふたりよりも格上の服装」になることだけはNGです。両親は、主役のふたりと同等、もしくはそれよりも格式の低い服装が基本となります。おめでたい席とはいえ、派手すぎるのもあまり好ましくありません。

そうなると、あらかじめ自分が着ていく服装を両親に伝えることも大事になってきますよね。服装に関しても打ち合わせをしておくのが理想的です。また、親御さんは夫婦同士で格を合わせることも大事ですよ。どちらか一方は第一礼装なのに対し、一方は略礼装など、そうしたことのないよう主役のふたりは両親の服装もチェックしてあげるといいでしょう。相手のご両親の方とも同じ格式の服装で統一できるよう、パートナーの方とのすり合わせも重要です。

【父親】

お店の格式に合わせて服装を選びますが、基本的にはスーツで問題ありません。スーツを選んでおけば、主役の男性よりも格式が高くなるということを回避できますよね。ブラックスーツや濃いネイビーなどのダークスーツが望ましく、ネクタイは主役の男性と同様に落ち着いた色味のものを選びます。または、白やシルバーでもOK!品のある華やかさを演出できます。シャツは無地の白が理想です。

【母親】

ワンピースやスカートスタイルが理想です。スカートは、エレガントな膝下丈が良いでしょう。ストッキングの色は自然な肌色を意識し、足元は低いヒールを選ぶとGOOD。派手すぎず地味すぎず、清楚な足元を演出できますよ。女性側のご両親で、娘さんが和装で参加する場合には、訪問着や色留袖で合わせても素敵です。その際は紋の数に注意してくださいね。女性らしく、優雅で華のある明るい色身や柄の服装を選ぶようにしましょう。ただ、主役の女性よりも派手になりすぎないよう意識することが大切です!

顔合わせの服装マナー(兄弟・姉妹)

顔合わせの服装マナー(兄弟・姉妹)

顔合わせは一般的に家族総出で行われます。両家で服装の格を揃えることは、これまでの流れからだいたいイメージがつくことでしょう。兄弟や姉妹の具体的な服装に関してはどうでしょうか。顔合わせという慣れない場に何を着ていけばいいのか、どうアドバイスすればよいのか迷ってしまいますよね。そこで服装について相談を受けた際に困惑しないよう、兄弟や姉妹の顔合わせにふさわしい服装をご紹介しますね。

【小学生以下の場合】

兄弟・姉妹がまだ幼く小学生以下の場合は、男の子ならシャツにスラックス、女の子ならワンピースなど、綺麗目なよそいきスタイルがいいでしょう。大人ではないので、スーツや着物にこだわるなど、そこまできちんとした格好をさせなくてもOKです。入学式や卒業式のスタイルをイメージしながら、蝶ネクタイやリボンでかわいく&かっこよくドレスアップしてあげてくださいね。

【中学・高校生の場合】

兄弟・姉妹が学生の場合は制服で問題ありません。もし制服以外を着るとしたら、大人と同様にスーツやワンピースに身を包むといいでしょう。とはいえまだ成人ではないため、そこまで堅苦しく服装にこだわらなくともいいのではないでしょうか。制服という立派な正装をお持ちであれば、制服で参加することをおすすめします。

【社会人の場合】

兄弟・姉妹が社会人の場合は、主役のふたりと同等、もしくはそれよりも低い格式の服装に身を包みます。考え方はご両親と一緒です。ふたりよりも派手過ぎないスーツやワンピースが無難ではないでしょうか。また、女性で和装に身を包む場合は、未婚女性であっても振袖は避けましょう。やはり格式を考えたときに、主役と同等であるうえに振袖は特別な華やかさを放ちますので、主役を引き立てるという意味でも、色留袖や訪問着あたりが妥当といえます。振袖は結婚式に参加する用にとっておいてもいいかもしれませんね。

当日はマナーを守って好印象な服装を

厳格なしきたりに準じて行う「結納」よりもややカジュアルな「顔合わせ」は、会場の雰囲気やお料理のジャンルなども踏まえ、両家の格を合わせつつ服装を選ぶ必要があります。食事を通して両家の仲を深める顔合わせは。これから互いのことを知っていくというステップにいるため、その人の印象を決めるひとつの要素に“服装”があります。礼装は「礼を尽くす」「あなたのことを大切に思っています」という丁寧な姿勢や心を装いで示すものです。顔合わせ当日はマナーを守り、好印象を与える服装で参加しましょう!