結納セット

2017.6.23

結納セットとは?男性が用意する結納品と女性が用意する結納返し

結納・顔合わせ基礎知識
farny
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婚約の儀式である結納を行う際、用意しなければならいのが結納品です。結納品は地域性があり、また、仕事で携わっているという人でなければ、自分の結納で初めて結納品について知るという人がほとんどです。そのため、結納品の用意については専門業者に任せることが多いようです。そこで知っておきたいのが結納セットです。初めて耳にするという人のために、結納セットとはどのようなものなのか、結納品セットにはどのようなものがあるかをご紹介します。

結納セットとは?

結納セット

地域によって品数や飾りに特色がある結納は、地域に合わせた様式を選びたいものです。そうは言っても、地域性まで考慮して結納品を揃えることはなかなか難しいものです。そこでぜひ知っておきたいのが、結納セットです。結納セットは結納にそのまま使える結納品や小物をセットにしたもので、ブライダルサロンや百貨店、専門店、結納プランのあるホテルなどでも取り扱いがあります。インターネットで注文できる店もありますのでぜひ調べてみましょう。

結納品は結納金の金額に合わせて選ぶという時代もありましたが、現在は地域性に合わせることが主流となってきました。オーダーやセミオーダーができる店もあり、結納飾りを季節に合わせたアレンジに変えることのできる店もあるようです。結納品は用意に時間がかかるものもあるため、1カ月以上前には結納セットを注文して、2~3週間ほど前には手元に届くように準備を整えておきたいものです。

専門式場やホテルなどの結納プランも

結納セット

ホテルや料亭、専門式場などでは、結納プランを用意しているところがあります。結納品はもちろんのこと、結納式の進行や写真撮影、着付けやヘアメイクに衣裳のレンタル、会場の装飾や結納後の食事までセットにしてあったり、追加したりできるようになっているところもあります。

仲人を立てない略式結納の場合、結納の進行を任せることができるのは大変便利で安心です。手配や様々な段取りを一括して会場に任せることができるために、結納プランを利用するケースが増えています。料金は会場やプランにより様々です。

男性側がそろえる結納セット

結納セット

地域によって異なる結納品

結納品は男性側から女性側へと贈るものです。男性主導で決めていくことになりますが、打診なく結納金をなしにしたり、略式にしたりすることはマナー違反です。結納品は地域によって結納の様式や品が異なるだけでなく、お茶や線香を用意するところがあったり、現金ではなく酒樽の現物を贈ったりするというところもあります。

結納品を用意する際には、男性側と女性側のどちらの地域性に合わせるのかを決めた上で、地域に合った結納セットを選ぶようにしましょう。結納を正式で行うのか、略式で行うのかにもよりますが、結納品セットの価格帯は1万円台から9万円台くらいまで取り扱っている店が多いようです。

婚約指輪などの婚約記念品

婚約指輪などの婚約記念品を結納の場で贈ったりお披露目したりするケースが増えています。お互いの両親に婚約指輪を披露する正式なタイミングは他にありません。すでに女性に婚約指輪を贈ってしまっているという場合にも、お披露目の意味合いが強いことですから、ぜひ結納の場で披露しておきたいものです。婚約指輪を他の結納品と同様に水引や包みで飾ってもらえるケースもあるため、要望がある場合には遠慮なく相談してみましょう。

関東地方の結納品

結納セット

関東地方の結納品の品数は正式には9品です。長熨斗(ながのし)、目録、金封、鰹節、するめ、こんぶ、末広(すえひろ)、ともしらが、やなぎだるの9つとなっています。略式になるにつれ、7品(正式から鰹節、やなぎだるを除く)、5品(正式から鰹節、やなぎだる、するめ、こんぶを除く)と品数が減っていきます。結納においては、偶数が割り切れてしまうことから、品数などで用いる数はふたつにわかれないように奇数がよいとされています。

関東地方の結納にならっている地域は、静岡を含む関東、甲信越、東北、北海道、沖縄です。北海道や中部・東海地方では関東式と関西式が混在しているようです。東北地方では酒樽を付けることが多く、北陸地方では、新潟は関東式ですが、その他は関西式、一部の地域では線香を持参する習慣もあるようです。沖縄地方は結納を重んじる地域で、やなぎだるは泡盛の現物を贈ることが主流であるようです。

関西地方の結納品

結納セット

関西地方の結納は、一品ずつ白木台に載せて飾ります。飾りの基本は松・竹・梅・鶴・亀の5つで、水引で立体的に豪華に飾り付けられます。松飾りには小袖料(帯地料)、竹飾りには清酒料、梅飾りには松魚料、鶴飾りには熨斗、亀飾りには末広(すえひろ)が添えられます。

そのほかに高砂人形を台の上に飾った高砂、スルメ、結美輪(ゆびわ)などもあります。関西地方では目録を品目に数えません。高砂人形とは、老夫婦の人形で長寿と夫婦円満の縁起物です。夫婦仲良く「お前百まで(はくまで)、わしゃ九十九まで(熊手)」にちなんで、老夫婦の手に熊手とほうきを持たせています。

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関西地方の結納は、関西や中国・四国地方に適しています。参考までに九州地方は九州式とも呼ばれ、酒と肴を現物で用意することが多く、お茶を結納品に加えることも特徴的な習慣です。お茶は、何度も出ないようにという意味を込めて、番茶が用意されます。

女性側がそろえる結納セット

結納セット

結納セット

女性側が用意する結納セットは、結納返しのセットです。男性側から贈られた結納に対するお礼の気持ちと共に、現金や品物をお返しします。関東では結納金の半額程度を返すという半返しの習慣がありますが、関西では結納は男性側から女性側へと一方的に贈られるもので結納返しの習慣がないというところもあります。その場合には、結納品を確かに受け取りましたという内容の受書だけを返すようです。

結納返しセットを選ぶときに気を付けることは、男性側から贈られた結納品よりも豪華にならないことです。結納返しは基本的には結納セットと同等かそれよりも控えめな品を返すのが一般的です。目録、熨斗、御袴料、こんぶ、するめ、ともしらが、末広(すえひろ)、やなぎだるが基本となり、さらに受書を用意すこともあるようです。

結婚記念品

結納品の中心となるのが結納金であるように、結納返しの中心となるのは御袴料です。現金で返すのが主流ですが品物でも構いません。本来は、結婚式・披露宴で着用する男性の衣裳である袴の費用としてもらう意味で贈られるものです。現在は、衣裳代としてこだわることなく、時計やバッグなどを記念品として贈るケースが増えてきました。こうした結婚記念品は結納セットや結納返しのセットには含まれていないことが多いため、自分達で別途品物を用意して、適する結納用の飾りなどを追加で注文することになります。

結納セットについて周囲からフォローをもらおう

結納は男性側から女性側へ贈るという意味合いが先に生じるため、受け取る側に喜んでもらいたいという気持ちから最近では女性側の地域性を重視することが多いようです。略式になると地域性にあまり左右されなくなりますが、結納で何より伝えたいのは相手に対する気遣いや誠意です。仲人が入らない略式の結納が増えたために男性側と女性側の結納品目や金額などについてつり合いを取る手段が、本人同士の話し合いによることが主流になってきました。

結納セットを選ぶときには店の専門スタッフに質問するなどしてフォローを得られると安心できます。結納と結納返しの基本を押さえて、お互いに失礼のないように結納を交わしたいものです。