戸籍謄本,戸籍抄本,違い

2017.5.26

戸籍謄本と戸籍抄本の違いについて

入籍手続き
farny
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入籍の手続きに必要な書類のうち、どちらを用意したらよいのか迷ってしまう戸籍謄本と戸籍抄本。それぞれの記載内容の違いや入籍の手続きに必要な書類はどちらなのか、また、よく耳にする住民票とはどう違うのかという点や発行手数料などについてご紹介します。

戸籍謄本と戸籍抄本の違いについて

戸籍謄本,戸籍抄本,違い

戸籍謄本・戸籍抄本について

戸籍謄本とは、戸籍に記載されている全部の事項を証明するものです。本籍や戸籍に登録されている人全員の氏名や誕生日、父母の氏名と続柄などが記載されています。

戸籍抄本とは、本籍地や筆頭者の氏名などに加え、戸籍に記載されている人のうち、請求した個人に関係する部分だけを抜粋したものです。全部を証明=謄本、個人を抜粋=抄本となります。

戸籍謄本は長名と公印などを押して交付される証明書

いずれも市町村長名と公印等を押して交付される証明書です。重要な個人情報となりますので、必要な情報のみを発行してもらいます。また、戸籍謄(抄)本は交付日現在での住所などを公的に証明するものであるため、有効期限の定めはありませんが、入籍手続きにはできるだけ新しい戸籍謄(抄)本を用意しましょう。

委任状無しで申請できる人

戸籍謄本の発行手続きについては、委任状なしで申請できるのは

  • 本人
  • 配偶者
  • 親(直系親族)
  • 子(直系親族)
  • 未婚の兄弟(同じ戸籍に記載)

です。

代理人に依頼するときに必要なもの

代理人に依頼するためには、本人が署名押印した委任状、代理人の本人確認書類、代理人の印鑑、委任した本人の本人確認書類のコピーが必要です。必要なものについてはケースによって異なる場合がありますので役所に確認しておきましょう。

戸籍謄本は郵送でもらうことができる

本籍のある役所が遠方である場合、戸籍謄(抄)本を郵送してもらうこともできます。

郵送用の戸籍謄本請求書に、請求者の住所・氏名・日中に連絡のとれる電話番号等を辞書で記入押印し、戸籍抄本であれば誰についての証明が必要か、また請求者との続柄、使用目的を記入します。郵送用の請求書はインターネットからもダウンロードすることができます。

  • 戸籍謄本の必要部数
  • 本籍地住所
  • 戸籍筆頭者の氏名
  • 請求者の現住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • 本人確認書類のコピー
  • 返信用封筒(送付先の住所、宛名を記入し切手を貼ったもの)
  • 手数料(定額小為替等で部数分)

等を担当課宛に送付することで郵送にて戸籍謄本が届きます。

💡 戸籍謄本とは

戸籍謄本とは、役所にある戸籍原本の写し(コピー)で、戸籍原本のすべてを写しています。

同じ戸籍に入っている全員の事項を写したもので、全部事項証明とも呼ばれています。具体的には、両親や養父母の氏名、生年月日、戸籍筆頭者との続柄、出生地と出生の届け出人、婚姻歴、配偶者の氏名と配偶者の従前の戸籍離婚歴などについて記載されています。

💡 戸籍抄本とは

戸籍抄本とは、役所にある戸籍原本の写し(コピー)で、戸籍の一部のみを抜粋して写しています。そのため、戸籍抄本は個人事項証明と呼ばれています。

戸籍に記載されている人のうち、抜粋した個人に関する戸籍情報のみが戸籍抄本として発行されます。戸籍謄本も戸籍抄本も発行手数料はどちらも同じです。

戸籍謄本と戸籍抄本、入籍時に必要なものは?

入籍の手続きとして、婚姻届と一緒に提出を求められることが多いのは、戸籍謄本です。

役所によって必要な書類が異なりますので戸籍謄本を発行してもらうために、戸籍謄本と抄本のうちどちらが必要なのかを調べておきましょう。

また、戸籍謄(抄)本は、本籍のない市区町村の役所で入籍手続きをする場合に必要ですが、ふたりともの本籍がある役所での手続きであれば提出の必要はありません。

戸籍謄(抄)本を入手するときの注意点

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平成20年5月1日に戸籍法および住民基本台帳の改正があり、戸籍の証明や住民票の不正取得、虚偽の届け出を防止するため、戸籍の証明発行や届け出、住民票の発行、転入・転出などの届け出の際には必ず本人確認をすることになりました。

本人確認書類としては、1点のみで可能なものと2点提示が必要なものがあります。

1点のみで本人確認ができる書類

  • 顔写真付きの住民基本台帳カード
  • 個人番号カード
  • 旅券(パスポート)
  • 運転免許証

などであれば1点のみで本人確認書類となります。

2点提示が必要な書類

  • 顔写真のない健康保険証
  • 年金手帳
  • 顔写真のない住民基本台帳カード

などについては2点の提出で本人確認書類として使うことができます。

請求できるのは請求者本人が載っている戸籍だけ

戸籍謄(抄)本を請求できるのは、請求者本人が載っている戸籍です。配偶者、父母、祖父母、子、孫として同じ戸籍に名前が入っている人であれば本人以外でも戸籍謄(抄)本の請求ができます。それ以外の人が戸籍を請求する場合には、委任状が必要です。

戸籍謄本と戸籍抄本の値段・料金・金額

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戸籍謄本や戸籍抄本は発行手数料が必要です。どちらも金額は同じで各1通450円です。発行してもらった役所の窓口で直接その場で支払います。

郵送による発行の場合には定額小為替を同封します。定額小為替は最寄りの郵便局で取り扱っています。参考までに、住民票の発行に係る料金は1通300円です。

💡 戸籍抄本と戸籍謄本をコンビニで入手するには

コンビニ交付が可能に

戸籍抄本や戸籍謄本がコンビニでも入手することができるようになりました。

コンビニ交付と呼ばれ、マイナンバーカード(または住民基本台帳カード)を利用して市区町村が発行する証明書(住民票の写し、印鑑登録証明書等)がコンビニエンスストア等のキオスク端末(マルチコピー機)から取得できるサービスを指します。

基本的には、本籍のある市区町村の役所のみで扱っている戸籍抄本や戸籍謄本ですが、現在の市区町村と本籍地の市区町村が異なる場合にも、事前に申請をすることで、コンビニ交付で戸籍証明書を取得することができます。

市区町村により取得できる証明書は異なる

なお市区町村により取得できる証明書は異なります。全国どこでも最寄りのコンビニエンスストア等店舗内に設置されているキオスク端末(マルチコピー機)より証明書が取得できます。利用時間帯は年末年始(12月29日~翌年1月3日)を除く6時30分~23時までです。

コンビニで取得できる証明書

取得できる証明書は、

  • 住民票の写し
  • 住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 各種税証明書
  • 戸籍証明書(全部事項証明書、個人事項証明書)
  • 戸籍の附票の写し
  • 本籍地の証明書としての戸籍証明書
  • 戸籍の附票の写し

です。

マイナンバーカードが必要なことに注意

取得にはマイナンバーカードが必要となりますので、作業後には、発行した証明書やマイナンバーカードを取り忘れないようにくれぐれも気を付けましょう。

役所で発行される証明書には、改ざん防止専用紙が使われていますが、キオスク端末から取得できる証明書はA4サイズの普通紙を使っていますので、印刷時に証明書には偽造・改ざん防止処理が施されています。

住民票の写しと戸籍謄本、戸籍抄本の違い

住民票とは、住民基本台帳に記載されている住民登録情報の写し(コピー)です。住民票については、請求時に「世帯全員のもの」と「個人のもの」を選んで発行してもらいます。住民票は本籍に関係なく、現在の住所地にある市区町村で情報が管理されています。

氏名や生年月日をはじめ、現在の住所地に家族の誰と住んでいるのか、従前の住所や本籍などが分かるようになっています。日本では入籍手続きにより、新たに戸籍が作られます。戸籍が夫婦と子供を含めた家族を単位として情報を編成しているのに対し、住民票は住所地における同居の家族を1世帯として編成されています。

戸籍謄本や戸籍抄本についての知識を持っておこう

戸籍について詳しく知っていくと、結婚によって夫婦が新しい戸籍を作り、新しく家族を構成していくというイメージが具体的になってきます。婚姻届と一緒に提出する戸籍謄本についても、なぜ提出しなければならないのか知れば知るほど、結婚して家族になることの意味深さを感じさせてくれますね。